日本人とは何か、日本で生まれて生活している人にとっては考えもしなかったことだと思う。
事実、私は日本で生まれ日本の両親を持つ日本国籍を持っている人だが海外に移住するまで日本人たる資質とは何かという事を頭にかすめたことすら無かった。
海外で働き、色々な国の方と話をし、仕事をする中で感じだことは、彼らの考えには何か哲学的なものがある。
それを核として、潜在的に体に染み付いておりその価値観をベースに私と話しているのだと思うようになった。
そのうち、私は彼らの話す態度や性格もおそらくその価値観の影響を受けていると日に日に強く感じるようになった。
海外に住んでいる日本人は、その国に溶け込もうとする人が多く、その話し方や態度はまるでその人がその国で生まれた人かのように振る舞っているように見えた。
初めは、「郷に入っては郷に従え」という言葉があるようにそうすることが良いと思っていたが、この「郷」とはその土地の文化や伝統を尊重しろという意味だと気づき、まるで日本国を忘れたかのように自分が外国人であるかのように振る舞うのはなにか違うのではないかと考えるようになった。
私は、その国の人の性格を「真似る」だけでは、宗教や文化的な価値観が違う人と対等に渡り合う事はできないと思う。何故なら猿の猿真似を超えられないからだ。
日本人たる資質、一言で言うと武士道の哲学を持った人が日本人がたる資質を持つ人だと思うし、その核を持つ事で初めて対等に話ができるのではないかと思う。それが国際人なのではないか。
海外に住んでみて初めて分かった「世界に通じる人間」とはどういう人間か。
日本の将来を憂い、日本の将来を担う日本人に育てる。その精神を持った人が日本人であり、真の国際人だと思う。
私自身、未だ勉強中ではあるが、子供が生まれその子供は海外で住んでいる。我が子に真の国際人になって欲しいと願い、現在進行系の日本人を育成する為のブログを立ち上げた。
ブログでは私が実際に読んだ本の中でこれは子育てに取り入れられると思ったものを紹介していきたいと思す。