2018年10月20日土曜日

出産後初となる日本伝統行事「お七夜子」で子に日本との繋がりを持たせる


5ヶ月後の安産祈願が終わり無事に出産した7日目に行う日本の伝統行事がある。
それが「お七夜」で、このお七夜は平安時代から続いていると言われている。

この歴史ある伝統行事の一つ「お七夜」について前回と同じ「紀子さまの育児日記」からいくつか紹介したい。

前のページ:子の安産祈願は五ヶ月目の戌の日が最も大事

お七夜では生きてくれた事に対する感謝と命名

生後7日で祝うお七夜は、今よりも医学が発達していなかったずっと昔から行われてきた。

この時代は医学が発達しておらず、生後数日もしないうちに亡くなってしまう事が多かった。
そのため、無事に1週間過ごせただけでもお祝いで赤ちゃんに対する感謝の意味もお七夜に含まれているに違いない。

お七夜は地方によっては名付け親を立て、親戚や近所の人を招いて披露したり、命名書に紅白餅や赤飯を炊いて近所の人に配ったりしている。

それと合わせて、赤ちゃんの命名を行う。この時に赤ちゃんの名前が披露されるということだ。

最近のお七夜では、命名は夫婦で名前を考えて家族や親戚内でお祝いをしたり、また何もしない家庭も増えているが、それでも地方では父親が子供の名前を書いて揚げる風習は残っている。

私の場合は、産婦人科医院から命名書なるA4の紙2つを繋げた程の縦長の紙を頂き、それに筆ペンで名前を書き家族に子供の名前を披露した後に高い所に挙げさせていただいた。

古来から続くような日本の伝統行事をそのまま行うことは出来なかったが、こういう一つ一つが子と日本をつなぐ為の大事な印だと思っている。

皇族では「命名の儀」と呼ばれている

「紀子さまの育児日記」では眞子さまの「命名の儀」は非常にシンプルだったそうだが、それでも秋篠宮殿下が眞子さまのお名前を縦65センチ、横56センチほどの大高檀紙に「眞子」とお書きになったそう。

皇室でもお七夜に当たる「命名の儀」がその時代に合わせた形で継承されている。

まとめ

赤ちゃんにとって生後初めての日本の伝統行事であるお七夜。最近ではかなり簡素化されているものの未だに父親が子供の名前を書き揚げる風習が残っている。

大事なのは伝統行事を子に触れさせる。自分が日本の伝統に触れる事で自分や家族が日本との繋がりを深めることが出来ると思う。

そうして育った子供は知らず知らずのうちに日本を大切に、その日本魂を持ちながら生きていけると思う。

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