前回の「修身を学び日本魂を研ぎ澄ませる」から続いている修身の紹介。
今回も渡部昇一「国民の修身」から抜粋したい。
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シマツ ヲ ヨク セヨ
「始末をよくせよ」
始末とは物事の締めくくりを意味する。諺でも「終わり良ければ全て良し」という様に物事の最後をきっちりとする事が大事ということだろう。日本人は仕事で納期を守る事は基本中の基本。さらにただ期限を守るだけでは終わらず内容も重要視する。日本クオリティは非常に高いという世界から称賛されているのはまさにこの格言から来ているのではないか。
私が勤務している会社はオーストラリアで、納期は最短という意味になっている。ここでの納期は日本の意味とは大きく違い、できるだけ頑張り、無理なら仕方がないといった風潮だ。
「始末をよくせよ」。日本人が日本人である一大要素の一つではないだろうか。