渡辺昇一が書いた産経新聞出版から出版されている「国民の修身」この本には尋常小学校1年生から3年生までに教えられた修身の内容が書かれている。
この修身とは何なのか。私は修身とは人の高みであると思う。そこには日本人が日本人である要素のようなものが詰まっていて、いわば「人の道」を学ぶための学問ではないかと思う。
修身の目的は教育勅語と関係しているようで明治24年の「小学校教則大綱」には「修身は児童の良心を啓培する」とあるように今で言う道徳の意味あいと同じだと思っている。
この様な本を読んだ所で現実生活とどう結びつくのかと思うかもしれないが、渡辺昇一によれば、自分が良いと思ったお話は頭の片隅に存在し続け何十年も経ってからふとしたことで行動と結びつく事を彼の経験を通して説明してる。
また、修身教育を受けた世代と今の世代の親を比べてみると、モンスター・ピアレントや子供の不良化の出現率にも差が出るという。
次回から少しづつこの本に書かれている内容を抜粋して紹介したいと思います。
この国民の修身の本、小学校低学年の児童に対して書かれている本だが、現代の大人も読んで欲しい。修身の価値観を身に修め心がけていくことは真の日本人になるためには必須であると思うし、そういった民族心のようなモノを持っている人から発せられる言葉には重みが違うと海外に住んでいてよく感じる。
私もまだ学びの最中ではあるが、今の日本人から発せられる言葉に精神の塊のようなモノが感じられない。この混沌とした社会の中、日本人が日本人とはどういうものかを再認識することでその塊を自分の中にしっかりと埋め込んでいけると思う。
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