2018年10月21日日曜日

修身を学び子に伝える ー 親の恩



前回の「修身を学び日本魂を研ぎ澄ませる」から続いている修身の紹介。
今回も渡部昇一「国民の修身」から抜粋したい。

関連の過去記事
修身を学び子に伝える:ギヤウギ ヲ ヨク セヨ



オヤ ノ オン
「親の恩」


今回は、修身の1年生に収録されている「親の恩」、昔ではオヤを敬い恩に報いる考えがあったが今ではどうだろうか。

親は子供と友達の様な関係を築いている。子供と親が友達関係になるのが悪いとは思わないが、その結果子供は敬いを忘れ言うことも聞かないある意味、失敗した自立心を持つ大人になるのではないか。

また、最近では、親の老後の面倒を介護サービスに全部頼ろうとする考えも一般化してきている。

しかし、こうは考えられないだろうか、親は子供が赤ん坊のときにオムツや食事、着替え、お風呂すべてを何も出来ない赤ん坊の為にやっていた。時が流れ親が老いた時にはこれまで子供にしていたオムツ替えや食事、お風呂など一人では出来なくなっている。

「子を持って知る親の恩」という言葉があるように、子供がやがて親になり、子をもち自分がいかに色々なことを両親に頼っていたのか、そう考えると自然と「恩」という考えが親に対して沸き起こるのかもしれない。

過去3回で修身で学ぶ内容を抜粋させていただいたが、どれも昔ながらの日本の価値観が残るまさに日本人的な要素に欠かせない内容だと思う。

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すべてを昔の風習に戻すことは現代に当てはまらないかもしれないが、「親の恩」を心の中にとどめ、自分のできる範囲で何か親の為にしてあげることが良き大和民族なのではないか。

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